浄桂院は2代将軍徳川秀忠公の時代、慶長年間(1596~1615)に、港区虎ノ門の天徳寺(現存)の支院として建てられた約400年の歴史のある寺院であります。支院とは、本寺に属する寺院のことで、子院とも枝院とも書きます。天徳寺は浄土宗江戸4ヶ寺の一つとして数えられ、幕府外交の場としても使用されたことがある由緒あるお寺です。
関東大震災によって虎ノ門から現在の地に移りました。隣接する祐天寺との本末関係はなく、祐天寺は増上寺末であり浄桂院は知恩院末であります。移転の経緯は浄桂院第27世伊藤俊明上人と、祐天寺第17世愍隨上人とが師弟関係(師・愍隨上人)、祐天寺第18世俊興上人とが兄弟弟子(兄弟子・俊明上人)であった為、その縁を以て寺所譲受が行なわれました。
所在地:〒153-0061 東京都目黒区中目黒5-24-48
電 話:
03-3712-2941